INEVITABLE ja NIGHT 6に参加してきた~その1~

久々にブログのエントリ書きます。
昨日参加したINEVITABLE ja NIGHTで、今後の自分のキャリアについて等
いろいろと考えさせられたので忘れないうちにテキストにしておきます。



今回のプログラムはこんな感じでした。

まずは最初のパネルディスカッションから。

モデレータは小島さん、パネラーはフジテック友岡CIOをはじめとするこのお三方。
友岡さんは2015年のGoogle Atomosphereでの基調講演を聴いて以来大ファン?でして、
コミュニティのイベント等でちょこちょこお会いさせていただいております。

スタートトゥデイテクノロジーズの金山さんの"CINO"とは
チーフ・イノベーション・オフィサーの略称とのこと。
また、本体側には情シス機能はなく、こちらの会社に集約されているようです


DeNA成田さんのお話で興味深かったのは、
ビジネスのフロント部隊に優秀なエンジニアが多数在籍しているということ。
バックヤードではなくビジネスの成果直結の環境に置かれて、
そこで技術を活かせるってエンジニアにとってとてもいいことだなぁと。

また、今後ビジネスチャットで業務が完結するシーンが増えてくるだろうという話も
示唆をいただきました。
「それ、Slackでしょ?」って友岡さんからツッコミが入ってましたが、
業務上のコミュニケーションプラットフォームたるslack上にいろんな機能が
統合されてくるのはまさに不可避な流れじゃないかと。
シームレス、分断がなく業務ができるっているのはツール面でも重要だと思います。
ちょうど先日エウレカの梶原さんが以下のような記事を紹介されていて
まさにこういうイメージです。

データ・ビジュアライゼーションのLookerがSlackボットに登場、同僚と会話中にデータが確認できる | TechCrunch Japan

Looker はデータ・ビジュアライゼーションとビジネス・インテリジェンス領域のスタートアップだ。本日はLookerのデータをSlackのやりとりの中に直接挿入する新たな機能を発表した。別のプログラムにアクセスしたりせずともこの機能を使用できる。 この新ツールの名前は「Looker Slack ...


最近のプロジェクトの傾向として、スケジュールの矢羽根の最初にカットオーバーが来るようになったという話も印象的。
まずはやってみる、まずはPoCというクラウド時代ならではアプローチがどんどん浸透しているなと。
フジテック友岡さんからも、海外のエレベータへのとあるシステムのデプロイ事例の紹介があり、
PoCといいつも本番同様のスケールできる仕組みで投入できるってのがまさにクラウドのメリットですね。

スタートトゥデイテクノロジーズの金山さんのお話で興味深かったのは、
イケイケの会社に見えるだろうけど、中には10年前の価値観で生きているヒトもいる。
中はめちゃ大変!! という話。
ちょっとこれは意外でしたが、
その人たちはそのヒトたちなりに成功で築いてきたヒトなわけで、
まさにイノベーションのジレンマ的なお話。

フジテック友岡さんからは、
社長がクラウドを技術カットで理解している必要はない。それがビジネスにおいてどうかが全て、
というお話が。
うむ、確かにその通りだなと。変に口を出させる隙を作るとよろしくないよなぁと思ってたら、
次はこんな話が!
経営層から「クラウドって心配じゃないの?」って質問が来たら、正面から打ち返さずに
まずは受ける、「Good Question!!」と(笑
心配なのでちょっとずつやりましょうと小さくPoCをやり続けて
気付けば知らぬ間にクラウドが浸透しているというからくり。
まさにジワジワ作戦!!
さすが友岡さん、大企業で情シスされていたこともあり、コトの進め方が徹底してる(笑

あと、先日の米国でのGoogleのイベントに行かれた際のTwitterでのリアルタイムレポートと
ご自身でtogetterでまとめを作られてた件が小島さんから取り上げられて、
社内への報告もtogetterでやってる、というお話も印象的でした。
形式、様式に囚われず、柔軟に本質を突くという実例だと感じました。
今の職場でも業務扱いでセミナなどに出た場合はレポート必須なんですが、
このスタイルで行ってみようかなと思った次第。


そして、このセッション最後のお題はコレ。
SIerの端くれたる自分に取っても気になるところ…。


この質問に対するパネラーの皆さんの回答は全員○!!
大手SIerと協業するシーンは減ってきた、という話を聞くとドキドキします(汗

ベンダーは納めることがゴール。
内製化は課題解決がゴールで、
システムのカットオーバーがむしろスタートで価値が一番低い状態。
そこからイテレーション回して仮説検証していくフェーズが大事。
という金山さんのお話はまさにデジタルの文脈そのもの。
その目線が合わないとSIerとして生き残れないなぁと改めて認識。

調達の仕方も変わってきており、
まずは買って試してみて、お客になるところから始める。
その状態でビジネスライクなやりとりができるか。
特にフィードバックループの効かないベンダはダメ。

はい、肝に銘じます…

終盤の友岡さんの「ITはナンセンスを排除できるツールであるべき」「今はITがナンセンスを作り出してしまっている」というメッセージ、
実は以前にもお聞きしたことのあるお話なのですが、コレほんと共感しかないです。
マネージャという立場上、部下がどれだけ仕事しやすい環境を作り出すかが第一ミッションだと思っているので、
直接的にIT環境のイケてない部分を変えていったり、
広義に捉えて業務そのもののイケてない部分を変えていったりというところは
もっとがんばれとハッパかけていただいたと思ってます!!

1 コメント:

Unknown 2018/09/20 6:02:00  

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About me

眼鏡の街・鯖江生まれ、FNCT→TUT→某通信系企業に勤めています。
お酒と美味しいモノが大好き、目指す技術者像はヤマト技師長・真田志郎。とあるSEの生き様を細々と綴っています…
ピンチのときには「こんなこともあろうかと…」と切り抜けるゾ(^o^)/
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